金の延べ棒(ゴールドバー)を相続・贈与・売却する前に確認すべきこと

ゴールドバーを小分けする

金の延べ棒、ゴールドバー、インゴット…要するに純金(24K)のカタマリですね。

お金持ちが自宅の金庫に隠し持ってるイメージのお宝です。

景気の良いころ安定資産として購入し、ずっとそのままになっている。 大事に置いていたけれど、そろそろ子か孫にあげようか。 おじいさんが買っていた金が、引き出しの奥から出てきてビックリ!

こんなケースも少なくないとか。

 

1㎏のインゴット、いつまでもこのまま置いておいても…いっそのこと売ってしまおうか。

 

生前相続(贈与)するにも揉め事の原因になりそうだ。売るのが正解かしら?

 

数人で分けるにしても、分けようがない。やはり売るしかないかな?

 

こんな風に思っても、ちょっと待ってください。

 

考えなしに金インゴットを売却や贈与すると、ドカーンと税金がかかる場合があるのです。

金を売るときに損しないように

景気が良いころに金インゴットを購入することが流行りました。

所得隠しに金の延べ棒…なんて、脱税は犯罪ですが、資産を金地金で所有することにはメリットがあります。

  • 金には固定資産税がかからない
  • 価格も比較的安定している(値上がりも期待できる)
  • 小さいので保管場所に困らない

買うときはカンタンに買えて、安定資産として魅力的なゴールドバーですが、売るときには損をしないように注意が必要です。

 

金を売ると譲渡所得がかかる

金地金を売却して得た譲渡益には、譲渡所得として税金がかかります。

※売却価額ー(取得価額および売却手数料)=譲渡益

 

譲渡所得には50万円の控除があるので、譲渡益が50万円を超えたときには申告と納税をする必要があります。

 

詳細は国税庁のサイトを参照してください。

>>「金地金を売ったときの税金」

 

金地金を売った時、譲渡所得にかかる税率は?

金地金を売って得た所得は「総合課税」の対象です。

 >>(参考)国税庁サイト「総合課税」

 

総合課税制度とは、各種の所得金額を合計して所得税額を計算するというものです。

各種の所得金額には、給与所得や事業所得、不動産所得、一時所得などが含まれます。

なので、金地金を売った譲渡所得にかかる税率は、人によって違います。

 

合計所得の多い人は高い税率、少ない人は低い税率になります。

 

購入時の書類がない場合

取得価額を証明できる購入時の書類はとても大事です。

もし購入時の書類がないと、取得価額として認められるのは売却額の5%なのです。

【税額計算の例】

例えば、150万円で買ったゴールドバーを売却し200万円を受け取った場合、譲渡益は50万円です。

<購入時の書類がある場合>
購入時の書類で購入価格を証明できれば税金は掛かりません。
税額は0円です。
申告の必要もありません。

<購入時の書類がない場合>
書類がない場合は、購入価格が10万円とみなされるので譲渡益が190万円になります。

  • 所有期間が5年超:税率20%なら14万円
  • 所有期間が5年以下:税率20%なら28万円

これだけの税金がかかることになります。

金地金を売却して税金を払わない方法

誰でも余計な税金は払いたくないものです。

金地金を売却したときに税金を払わないためにはどうしたらよいか。

譲渡益を50万円以下に抑えればよいのです。

一度にまとめて売却するのではなく、何年かに分けて売りましょう。

100gのゴールドバーなら、現在の相場(5000円弱)なら売却しても税金はかかりません。

 

購入時の書類があれば、何本かまとめて売却しても大丈夫です。

 

売却代金200万円超でマイナンバー&法定調書

ゴールドバー

しかし、500gや1kgの金インゴットだと税金から逃れるのは無理です。

売却代金が200万円を超えると、買い取った業者が法定調書を提出します。

そこにはマイナンバーも記載されるので、誰が金を売って代金を受け取ったか、税務署はガッチリと把握しています。

 

金を売っても黙っていればバレない…そんなことは絶対にありません。

500g、1㎏の金を税金なしに売る方法

金の延べ棒

こんなことなら最初から100gインゴットを買っておけば良かった…

そう思っても、手元にある1㎏の金地金は1㎏です。

でも安心してください。

精錬分割加工といって、1㎏の金地金を100g×10個に分けることができるのです。

詳しくはこちらを参照してください。

>>金地金を小分けしてリスク分散【リファウンデーション】

100gに分けておいて1年に1本ずつ売れば、譲渡所得の申告は要りません。

 

法定調書、マイナンバー提出もないので、税務署に痛くもない腹を探られる心配もありません。

金地金を生前相続(贈与)する時の注意

孫

子どもや孫に金地金を生前相続する時には、贈与税がかかってきます。

贈与税は贈与を受けた側が支払うので、考えなしに贈与すると、要らぬ負担を子や孫にかけることになります。

贈与税は、贈与を受けた金額が1年に110万円以下なら課税されません。

なので金地金を贈与する場合には、100gのゴールドバー2本なら税金がかからず、面倒な申告も必要ないのです。

500gや1㎏のゴールドバーをお持ちなら、後々の売却や贈与、相続の時に節税できるよう、100gに小分けして置いておくのが良いですね。

 

金の小分けについては、こちらを参照してください。

>>金地金の節税対策【リファウンデーション】

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